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08/18/2008

x2:「シャーロック・ホームズの冒険」より

オーディオブックを自分で作る最大のメリットの1つは、本の内容が何倍もよく頭に入る、という点にあると思う。まず、意味をどう表現するかを常に意識しながら音読すれば、大意をさっとつかむ訓練ができる。読みっぱなしにせず、必ず録音することも重要なポイントだ。録音した素材は、客観的に自分のパフォーマンスを評価する材料にもなる。しかも、自分の録音を聴き返してみると、はじめは読みとばしていた細部の描写までが自然にくっきりと浮かび上がってくる。したがって読書体験がとても濃密になる、というわけだ。逆に、人の録音を聴いているだけだと、リスニングできるかどうかのレベルで汲々としてしまって、細かいところまで味わう余裕がなかなか出てこない。それに、声に出すという実践的な訓練も欠落してしまう。

ぼく自身の経験では、ただ黙読していると細部はほとんど頭に残らないけれど、自分でオーディオブック化した本については、なぜかイメージがよく定着している。

今日は先週末に録音したThe Copper Beeches(シャーロック・ホームズの冒険より)。ココログはファイルサイズの上限が40MBなので、前後を一部割愛した。

「SHCB.mp3」をダウンロード

コナン・ドイルの英語は、ちょっと回りくどいところもあるけど結構好きかな。今でも使えそうな表現もいろいろあるしね。この話はもうすっかり忘れていたので、初めてのように楽しめた。依頼人が事件について説明する語りの部分が、例によって実によく書けている。ホームズがこの話でもやっているように、両手の指先を合わせて目を半分閉じながら聴くと、(少なくともぼくの脳裏には)情景がふつふつと浮かび上がる。ついでながら、Rucastleなる人物名の発音は、ちょっと調べたけど不明だったので適当にごまかした。 

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