« x4:「ハリー・ポッターと死の秘宝」 | Main | x6:H.G.ウェルズ「盲人の国」 »

08/27/2008

x5:ランス・アームストロング「It's Not About the Bike」

「オーディオブック方式」でオールラウンドな英語力を磨くには、ぜったいにレコーダーが必要だ。でも、どんなものを選んだらいいんだろうか。

すでにICレコーダーや録再機能付きウォークマンやMDを持っている人は、とりあえずそれでも十分だ。パソコンにマイクをつないでフリーウェアで録音してもいいだろう(非力なパソコンでは録音途中にフリーズという悲惨なケースもありうるけどね)。でも、録音環境をグレードアップしたい人やこれから買おうとしている人には、MP3対応のICレコーダーをお勧めする。なぜMP3対応がよいかというと、パソコンでの取り回しやiPodなどのプレーヤーとの互換性が圧倒的にいいからだ。

オーディオブックの自作では、録音時間が平気で10時間を超えたりする。だから、「なるべく少ないファイル容量でまずまずの音質を確保すること」が肝心だ。高音質という点では今のところリニアPCMが最高峰だろうが、その反面ファイル容量もばかにならない。実際問題として、言葉だけの録音に音楽録音ほどの高音質はいらないのだ。オーディオブックに最適な音質レベルは、MP3レコーダーなら128kpbs程度だろう(メーカーによってはSHQ、HQなどと表示されていることもある)。でも、64kbps以下だと長時間聴くに耐えない音質になってしまう(メーカーにもよるだろうけどね)。

実は音質に限っていえば、MP3レコーダーよりもソニーのHi-MDというやつが驚異的に優れていて、48kbps(最も劣悪なレベル)で録音してもMP3の128kpbsを軽くしのぐほどだ。保存容量も半分以下ですんでしまう。いいことずくめのようだが、残念なことにiPod等との互換性がなく、いったんフリーウェアなどで変換しないと手軽には使えない。そして、この変換にものすごく時間がかかってしまうのだ。(もうMDの時代ではないので、機械自体も半分過去の遺物だしね。)

PCMにもMP3にも対応した廉価なICレコーダーがサンヨーから出ているので、要チェックだ(ぼくはその1世代前のPCM非対応機を使っている)。値段は、ネットで調べたら1GBモデルで12,000円ぐらい。容量は1GBあれば十分すぎるほどだ。MP3の128kpbsで17時間も録音できる。ある程度録音がたまったら順次パソコンに保存すればよい。保存したらiPodなどの携帯プレーヤーですぐガンガン聴ける。

さて、今日のサンプルは、がんを克服した後でツールドフランスを7連覇したランス・アームストロングの最初の自伝(2連覇した頃に出たペーパーバック版)の冒頭。ちょいと鼻につくキャラクターで、一人称で強がりばかり言うのだが、読者にはかえって彼の弱さや欠点が透けて見えてしまう、という皮肉な面白さがある本だ。共著のライターにごほうびをあげたい。

ダウンロード INATB01.mp3 (3109.0K)

このサイトにアップロードできるファイルのサイズが、ちかく1ファイルにつき40MBから1MBに減るらしい(9月2日から)。長いファイルはそれまでにアップロードしておかないとだめということなので、将来小出しにできるよう長めの音源をいくつか保存しておいた。来月以降アップロードするサンプル音源は、1ファイルにつき1分足らずとなる(128kbpsのファイルだと1MB=約1分)。聴く人にとっては負担が軽くなっていいかも。

« x4:「ハリー・ポッターと死の秘宝」 | Main | x6:H.G.ウェルズ「盲人の国」 »