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01/01/2009

x74:ジェーン・オーステン「Emma」

2009年の幕開けは、新しく録音し始めた「Emma」の第1章。オーステンはもう2世紀ほども前の女流作家だが、今でも英米ではよく読まれ、主要作品は繰り返し映画やテレビドラマになっている。

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昨年はそのオーステンのもう1つの代表作「Pride and Prejudice」もオーディオブック化して楽しんだ。オーステンの場合、登場人物の性格が言葉の端々を通じて巧みに書き分けられているので、それを意識しながら音読するといつまでも飽きない。文章は思ったほど古めかしさを感じさせず、現代でも十分通用する言い回しも多い。
ここに全編を掲載しても差し支えはないのだが、1年近く経って聞き直してみると不満な点がいろいろ出てきたので公開はやめ、代わりに今取り組んでいる「Emma」の序章を掲載することにした。「Pride and Prejudice」より少し後に書かれたこの作品は、主題はややトリビアルだが、シャープな性格描写や筆者の観察眼の鋭さには大いに見るべきものがある。長いので録音には結構時間がかかるが、得るものも大きいはずだ。オーステンの主な作品はいずれ全部オーディオブック化して、繰り返しじっくりと味わおうと思っている。

実は数カ月前に、「Emma」のオーディオブックをaudible.comで買って聴き始めた。ナレーターはイギリスの女優ジュリエット・スティーブンソンで、別の作品を聴いてたいへんうまいのは知っていたのだが、どうも今回は頭に入ってこない。最初の数章でつまづいたままいっこうに先に進めないので業を煮やし、自分で録音し始めてみると、今度は苦もなく理解できるので驚いた。おそらく、音読というアクティブなプロセスを経ることが理解の助けになったのだろう。いくら上手なプロの朗読でも、ただ受け身で聴いていては頭に入らないこともある、という好例だ。

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